パレスチナ自治区ガザに侵攻を続けるイスラエル軍は、制圧したとしていたガザ北部で攻撃を再開させました。

中東の衛星テレビ局アルジャジーラによりますと、イスラエル軍は12日から13日にかけて、ガザ北部のジャバリヤで激しい空爆を行ったと報じました。

また、イスラム組織ハマスとの間で地上戦になったとも伝えています。

イスラエル軍は、今年1月「ガザ北部でのハマスの軍事的枠組みを解体した」と発表しましたが、11日、「ハマスが再結集している」などとして、住人に退避勧告を出していました。

イスラエル軍は、100万人以上が避難生活を送る南部ラファでの作戦も継続する構えをみせていて、さらなる被害拡大が懸念されます。

こうした中、ガザ保健当局は12日、去年10月の戦闘開始以降のガザ側の死者が3万5034人になったと発表しました。また保健当局は、依然として1万人を超える遺体ががれきの下に埋まったままになっているとの見立ても明らかにしていて、実際の死者数は大幅に増える可能性があります。

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