アメリカ海軍は、ミサイル駆逐艦が8日に台湾海峡を通過したと発表しました。台湾で新政権が発足するのを前に、軍事的圧力を強める中国側をけん制する狙いがあるとみられます。
アメリカ海軍第7艦隊は、ミサイル駆逐艦「ハルゼー」が8日に台湾海峡を通過したと発表しました。第7艦隊は、「原則としてすべての国の航行の自由を守るというアメリカの関与を示すものだ」としています。
これに対し、中国軍で台湾を管轄する東部戦区の報道官は、「全過程を追跡、監視し、法に基づいて対処した」とのコメントを発表し、「常に高い警戒態勢を維持し、国家主権と地域の平和、安定を断固として守る」と反発しています。
台湾では今月20日、中国側が「独立勢力」とみなす民進党の頼清徳氏が総統に就任する予定で、アメリカと中国が互いにけん制し合う動きを強めています。
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