大谷翔平選手の口座からの不正送金などの罪で訴追された水原一平元通訳(39)が、司法取引で有罪を認めたため起訴したとアメリカの連邦検察が発表しました。
連邦検察によりますと、水原一平被告は、違法スポーツ賭博のために大谷翔平選手の口座からおよそ1700万ドル=26億円余りを不正に送金した銀行詐欺の罪や、嘘の納税申告書を作成し所得を申告していなかった罪を認めたため、起訴したということです。
自ら有罪を認める司法取引が成立したとしています。
8日に提出された司法取引の合意書の中には、水原被告が歯の治療を装って6万ドル=900万円ほどをだまし取った新たな手口も記載されています。
大谷選手は治療費の支払いに合意していましたが、小切手を現金化して自分の口座に入金をしていました。
実際には、大谷選手のカードで支払いをしていたということです。
水原被告の量刑は最大禁錮33年、罰金125万ドル=およそ1億9000万円になるとされています。
連邦検察官は「被害額は甚大で、正義の鉄槌(てっつい)を下すことに全力を尽くす」とコメントしています。
連邦法の専門家によりますと、司法取引によって最大の量刑から減刑され、禁錮7年ほどになるのではないかということです。
罪状認否の手続きはロサンゼルスの裁判所で、日本時間15日に予定されています。
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