イギリス政府は、国防省のシステムがハッキングの被害に遭い、軍人らの個人情報が不正にアクセスされたと発表しました。イギリスメディアは、中国による関与を指摘しています。
イギリス政府は7日、国防省が給与計算に使用しているシステムにサイバー攻撃があり、現役の軍人や退役軍人らの名前や口座情報などが不正にアクセスされたと発表しました。給与計算システムは国防省の主要システムとは切り離されており、主要システムへの被害はないとしています。
イギリスのガーディアン紙などは、不正アクセスが推計27万件にのぼり、中国による関与の可能性があると指摘しています。
シャップス国防相は特定の国についての言及は避けたものの、「外国政府が関与した可能性は否定できない」とコメントしています。
イギリスでは2021年から22年にかけて選挙管理委員会に対する大規模なサイバー攻撃があり、政府はことし3月、中国企業と中国籍のハッカー2人に対して制裁を発表していました。
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