銀行詐欺の容疑で訴追された水原一平容疑者が初めて裁判所に出廷し、その後、保釈されました。
12日に保釈された水原容疑者。騒動以来、公の場に姿を見せていませんでしたが、12日に撮影された画像では以前と大きく変わった様子はないようにも見えます。
大谷翔平選手(29)の口座から24億5000万円以上を不正送金したとして訴追された水原容疑者。
日本時間の12日朝に行われた審問には上下黒のスーツ姿で、手錠ではなく、足かせをされたまま歩いての出廷となりました。審問中は足かせを外してもらい、落ち着いた様子で裁判官の問いに応えていた水原容疑者。ただ、返事はすべて「イエス」か「ノー」だけでした。そしてこの日、水原容疑者がカメラの前で語ることはありませんでした。
水原容疑者の弁護士
「(Q.今、水原容疑者はどこにいる?)彼はもうすぐ保釈されます」
水原容疑者の保釈の条件は保釈金2万5000ドル、約380万円のほか、アメリカ国外に渡航しないことや一切ギャンブルを行わないこと、そしてギャンブル依存症の治療を受けることなどです。
保釈後、弁護士が水原容疑者についてコメントを出しました。
水原容疑者の弁護士
「できるだけ早く事件を解決し、責任を取れるよう望んでいる。大谷選手とその家族、ドジャース、MLBに対して謝罪したいと考えている」
一方、水原容疑者の出頭を受け、大谷選手は「司法当局の捜査に感謝する」としたうえで、こうコメントしました。
大谷翔平選手
「個人的には一区切りついた。今後は野球に集中したい」
13日の試合前、ドジャーズのロバーツ監督も水原容疑者の問題に触れました。
ドジャース ロバーツ監督
「事件が明確になり、ショウヘイが前に進めてうれしい」
そして、こう続けました。
ドジャース ロバーツ監督
「水原容疑者がいなくなり、ショウヘイに皆が近付きやすくなった。これからも期待している」
水原容疑者の次回の出廷は来月9日です。今後、水原容疑者は法的な手続きが進めば、さらにコメントを出すとしています。
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