アメリカの先月の就業者数は市場の予想を大きく下回る17万5000人の増加にとどまりました。これを受け、円相場は一時1ドル=151円台後半まで上昇しました。

アメリカ労働省が発表した4月の雇用統計は、景気の動向を敏感に反映する「非農業部門の就業者数」が前の月に比べて17万5000人増え、およそ24万人の増加を見込んでいた市場の予想を大きく下回りました。

失業率も前の月から0.1ポイント悪化して3.9%となっています。

市場では物価の上昇の原因となってきた労働市場のひっ迫感がやわらいだとして、中央銀行にあたるFRBが9月にも政策金利の引き下げを開始するとの見方が出ています。

円相場では日米の金利差が広がらないとの見方から、一時1ドル=151円台後半まで円高が進みました。

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