全米各地の大学で反イスラエルのデモが拡大するなか、フランスでもエリート養成校とされるパリ政治学院の学生らがキャンパスの一部を占拠しました。

 マクロン大統領やアタル首相らを輩出したパリ政治学院で、2日から3日にかけてガザ地区での戦闘を続けるイスラエルに抗議する学生らがハンガーストライキを行いました。

 イスラエルの大学や企業との関係見直しを大学側が拒否したことに抗議し、キャンパスの一部を占拠して約90人が警察に排除されました。

大学生
「パレスチナ支援のためにここに集まりました。何よりも停戦を求めています」
「完全に停戦するまでこの運動が続くようにと思っています。反ユダヤ主義では一切ありません。反ユダヤ主義者と非難されるようなことはないのです」

 3日午後には、学生街にある広場で大学生ら約300人が反イスラエルのデモを行いました。

 親イスラエルのグループが掲げていた「ハマスはテロリスト」などと書かれた張り紙を無理やり奪うなどの衝突が起きましたが、けが人や逮捕者はでていません。

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