日米首脳会談前の歓迎式典に臨む岸田文雄首相(中央左)とバイデン大統領=米ホワイトハウスで4月10日、秋山信一撮影

 バイデン米大統領が1日の選挙集会で「日本は外国人嫌いだ」などと発言したことに対し、日本政府は3日までに「必ずしも正確な理解に基づかない発言があった。残念だ」と米政府に申し入れた。外国人や移民に関する政策について、外交ルートで米側に説明した。

 バイデン氏は1日の演説で、米国経済の発展に移民が貢献していると発言した後、日本を中国やロシア、インドと並べて「外国人嫌いで、移民を望まないから、(経済的な)問題を抱えている」と発言。ホワイトハウスは「外国人嫌い」との発言について謝罪には応じず、バイデン氏が今後も同様の発言をする可能性は「大統領次第だ」との姿勢を示していた。【ワシントン秋山信一】

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