中国の3月の輸出額は、去年の同じ月と比べて7.5%減少しました。

中国税関総署が12日に発表した貿易統計によりますと、3月の輸出額は去年の同じ時期よりも7.5%減少し、2796億ドルでした。アメリカ向けがマイナス15.9%と大きく落ち込んだほか、ヨーロッパや東南アジア向けも減少しました。

輸入も1.9%減少し2211億ドルで、不動産不況を背景とした国内需要の停滞が影響したとみられます。

品目別にみてみると、欧米からEV=電気自動車の過剰生産問題について懸念の声が上がる中、自動車の輸出は28.4%伸びました。

一方、輸入では化粧品や医薬品がマイナスとなっています。

税関総署の王令浚副署長は記者会見で、「地政学的な緊張や保護主義などの不利な要因が依然として存在し、困難をもたらしている」と述べ、今後に向けた警戒感を示しました。

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