ウクライナ軍のトップ、シルスキー総司令官はロシア軍の攻勢により東部の前線で一部の部隊が後退したことを明らかにし、「ロシア軍が一定の戦術的成功を収めた」と苦戦を強いられていることを明らかにしました。

 28日、シルスキー総司令官はウクライナ東部の戦況についてSNSに投稿しました。

 「今週は前線全体で激しい戦闘が続いた」とし、「敵は(ウクライナ軍よりも数に勝る)航空、ミサイル、砲弾の優勢を利用しようとしている」と指摘しました。

 そして、ウクライナ軍の部隊が東部ドネツク州の複数の陣地から後退したことを明らかにしました。

 シルスキー総司令官は「敵は、これらの地域で一定の戦術的な成功を収めた」と苦戦を強いられていることを認めましたが、「全体的に見て(ロシア軍は)作戦上、優位に立つことはできなかった」としています。

 ロシア軍は、再開したアメリカの軍事支援によりウクライナ軍が態勢を立て直す前に支配地域を拡大させたい狙いもあるとみられます。

 シルスキー総司令官は「武器や装備を一刻も早く受け取れることができるようパートナーと協力している」としています。

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