韓国の尹錫悦大統領の早期退陣を模索している与党をめぐって、韓国メディアは大統領が来年の3月か4月に退陣し、その後、大統領選挙を実施するロードマップ案を与党代表に報告したと報じました。

尹大統領による非常戒厳宣言から始まった混乱を受け、与党「国民の力」は与党と政府が国政運営で協力して大統領の「秩序ある早期退陣」を目指す方針を発表。党内にタスクフォースを設置し、方策を議論しています。

こうしたなか、韓国の通信社・聯合ニュースはきょう、「国民の力」のタスクフォースが、尹氏が来年3月に退陣し5月に大統領選挙を実施する案と、尹氏が来年4月に退陣し6月に大統領選挙を実施するロードマップ案を韓東勲代表に報告したと報じました。

「国民の力」は、野党が再び国会に提出することにしている尹大統領に対する弾劾訴追案の採決が行われる前に、ロードマップを完成させ発表する計画だということです。

ただ、最大野党「共に民主党」は「国民の力」が掲げる「秩序ある早期退陣」について、「何の法的な根拠もない」と批判していて、野党側が受け入れるかは不透明です。

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