タス通信は8日、ロシア大統領府情報筋の話しとして、シリアのアサド大統領が家族とともにモスクワに到着し、人道的配慮に基づきロシアへの亡命が認められたと報じた。露政府は、シリア情勢の解決について国連の支援のもとで交渉を進める必要があるとの考えを示しているという。
シリアの反体制派は8日、首都ダマスカスを制圧し、国営テレビでアサド政権が崩壊したと宣言。露外務省は8日、アサド氏が大統領の地位を辞し、国を離れたと発表していた。アサド氏は、平和的に権力を移譲するよう指示を出したとしている。【モスクワ山衛守剛】
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