シリアのアサド政権が崩壊したことについてイスラエルのネタニヤフ首相は、シリアを支援するヒズボラなどを攻撃したことの「直接的な結果だ」と述べました。

 ネタニヤフ首相は8日、アサド政権の崩壊に関して「世界における歴史的な日だ」と述べました。

 そのうえで、「これは我々がイランとヒズボラに攻撃で打撃を与えた直接的な結果だ」「これは中東全域に連鎖反応を引き起こし、抑圧的なアサド政権から脱却しようとする人々を力づけた」としています。

 反体制派の武装勢力はイスラエルとヒズボラが停戦を発効した11月27日に攻勢を強め、わずか数日でアサド政権を打倒していて、支援をしていたヒズボラの弱体化などが要因として指摘されていました。

 一方、ネタニヤフ首相はアサド政権の崩壊後、反体制派の武装勢力などがイスラエルに進入しないよう、軍がゴラン高原にシリアとの緩衝地帯を確保したと発表しました。

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