国会散会後、弾劾訴追案の廃案に抗議する最大野党「共に民主党」の李在明代表(前列中央)=ソウルで2024年12月7日午後9時38分、日下部元美撮影

 韓国国会で尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領に対する弾劾訴追案の投票が不成立になり、廃案になったことを受け、最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表は7日の散会後に弾劾訴追案を再度発議する意向を示し、「クリスマス、年末年始の贈り物として皆様に送る」と述べた。

 弾劾案の可決には、国会の在籍議員の3分の2に当たる200人以上の賛成が必要。与党「国民の力」の議員のうち8人以上が賛成に回れば可決される情勢だったが、与党議員のうち投票したのは3人にとどまった。

 李氏は、「国民の力は主権者を裏切った、裏切り政党だ」と批判。尹氏の「非常戒厳」宣布は「内乱行為」であるとし、「この国の混乱を乗り越え、尹氏を必ず弾劾する。諦めない」と強調した。【ソウル日下部元美】

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