韓国の国会は7日午後、尹錫悦(ユンソンニョル)大統領に対する弾劾訴追案を否決した。尹氏は職務停止を免れた。
ただ、尹氏は7日午前の談話で国民に戒厳令について謝罪した際、自身の任期(2027年5月まで)を含めた政局の安定策を与党「国民の力」に一任すると述べ、任期の短縮を示唆した。国民の力の韓東勲(ハンドンフン)代表は「大統領の早期退陣は避けられない」との考えを示している。最大野党「共に民主党」などは再度、弾劾案を国会に提出する方針で、世論の反発も強く、今後も不安定な政局が続きそうだ。
尹氏は3日夜、「非常戒厳」を宣布。共に民主党など野党6党は「憲法違反」だとして4日、弾劾案を国会に提出していた。【ソウル日下部元美】
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