ソウルの国会前から反応を伝えてもらいます。
国会の門の前には市民たちが詰めかけ、韓国の国旗「太極旗」を持って、「尹大統領を弾劾せよ」と声をあげています。
そして、道路の反対側には大きなモニターが設置されています。午後3時から尹大統領の弾劾を求める大規模な集会が予定されていて、そのためのものです。
周辺には警察官が配置され、厳重な警戒態勢が敷かれています。
国会に軍を突入させた非常戒厳宣言の解除以来、初めて公に発せられた尹大統領の言葉。市民からは怒りの声もあがっています。
市民
「(談話を聞いて)怒りを感じました」
「責任転嫁が日常茶飯事で、必ず弾劾すべきだと思いました」
「談話が短く、2分にも満たなかったことに怒りを感じます」
また、国会の中では、尹大統領に「一任する」と言われた与党「国民の力」がきょうも議員総会を開きました。尹大統領のメッセージを踏まえ、どう対応するのか議論が続いているとみられます。
韓国で44年ぶりとなる非常戒厳を宣言した尹大統領に対して、国会が出す結論は弾劾になるのか、韓国の市民たちは固唾を飲んで行く末を見守っています。
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