中米パナマで、コルティソ大統領の任期満了に伴う大統領選が5月5日に行われる。8人が立候補し、直近の世論調査では中道右派、目標実現党(RM)などの政党連合から出馬したムリノ元外相がリード。ただムリノ氏の立候補には元大統領の汚職問題が絡み、選挙戦に影を落としている。
パナマは南米から陸路で米国入りを目指す移民の通り道になっている。ムリノ氏は移民流入を防ぐため、コロンビアとの国境にあるジャングル地帯「ダリエン地峡」の封鎖を訴えており、当選すれば米国の移民問題に影響を及ぼす可能性がある。
地元メディアによると、世論調査では支持率30%でムリノ氏が先行。弁護士のロンバナ氏やトリホス元大統領らが10%台で追う。与党の中道右派、民主革命党(PRD)のカリソ副大統領は5%と伸び悩んでいる。
新大統領は7月1日に就任し、任期は5年。有権者は約300万人。(共同)
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