26日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、アフリカ・チャドの首都ヌジャメナから米陸軍特殊部隊グリーンベレーの隊員75人ほどが撤収すると報じた。米軍は隣国ニジェールからの米兵約1千人の撤収も決めている。両国が位置するサハラ砂漠南部のサヘル地域はイスラム過激派の温床。同紙は、米軍のテロ対策戦略にとって「打撃だ」と指摘した。
両国は最近、ロシアとの協力関係を強化。米軍が活動するための規則や条件の再交渉を求めている。
隊員らはチャドから5月1日までにドイツに移動する見通し。米政府高官はチャドでの同6日の大統領選後に「安全保障協力の協議を再開したい」としている。(共同)
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