米国で七面鳥料理を食べる慣習がある感謝祭(11月第4木曜)を前に、バイデン大統領は25日、ホワイトハウスで恒例の七面鳥の「恩赦式」に臨んだ。2025年1月に退任するバイデン氏は「大統領として、この時期にここで話すのは最後になる。(大統領を務めたのは)人生の名誉であり、永遠に感謝する」と述べた。
バイデン氏は、過去に戦死した米兵らの犠牲を悼んだ上で、「忙しい日々の中にあって、少し時間をとって、最も大事なことについて考えてほしい。家族や友人、隣人のこと、そして地球上で最も偉大な国で暮らす恩恵に浴した事実についてだ」と述べた。
今回恩赦を与えられた2羽は、バイデン氏の地元である東部デラウェア州の州花にちなんで、「ピーチ(桃)」「ブロッサム(花)」と名付けられた。2羽は慣例に沿って、24日夜はホワイトハウス近くにあるウィラードホテルのスイートルームに滞在。飼育されていた中西部ミネソタ州で余生を過ごす。【ワシントン秋山信一】
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