米子市の体育館など3つの施設を統合し、新しく建設される山陰最大級のスポーツ施設「米子アリーナ」。解体中の建物からアスベストが検出されたほかデザイン変更もあり、供用開始が2か月遅れ2027年5月に。建設費用も4000万円増えることが分かりました。


小村ののか 記者
「こちらの米子市民体育館では解体工事が着々と進んでいます。この場所に米子アリーナが建設される予定です」

鳥取県と米子市は市民体育館と市営武道館、県立米子産業体育館の老朽化や運営費の問題を理由に3つの施設を統合し、現在の東山公園にある市民体育館跡地に山陰最大級のスポーツ施設、「米子アリーナ」を建設します。

施設のうちメインアリーナは2800平方メートルでおよそ3000席。
サブアリーナはおよそ1700平方メートルでおよそ630席の予定です。

ほかにもトレーニングルームや武道場などの施設が整備されます。


25日開催の審議会では、プロムナード(遊歩道)に弓浜絣から着想を得たカーテンを設置することや土地固有の植栽を用いた階段状の緑地などが整備されることが報告されました。

一方で、6月に米子市民体育館の解体に着手していますが、アスベストが検出されたことで、処分のために建設開始時期が2か月遅れます。

それに伴い、供用開始の時期も当初の予定より遅れ、2027年5月中の予定だということです。

また、施設のアスベスト処分費用やデザインの変更などにより総事業費は105億2000万円と4000万円ほど増額するということです。

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