イスラム教シーア派組織、「ヒズボラ」の最高指導者が、イスラエルとの停戦案について仲介役のアメリカ側に回答を伝えたことを明かし、「イスラエル次第」との考えを示しました。
ヒズボラ最高指導者 カセム師
「交渉の提案があり我々は停戦草案を受け取って注意深く読み回答した。我々には意見があり、ベリ・レバノン国会議長もコメントがある。私たちの意見は抵抗勢力(ヒズボラ)とレバノン国家の両方が神のおぼしめしのままに調和し両立しうる」
レバノンの「ヒズボラ」の最高指導者カセム師は20日、動画の声明を発表し、イスラエルとの停戦案について、仲介しているアメリカの特使に回答を伝えたことを明かし、停戦が実現するかどうかはイスラエルの対応次第との考えを表明しました。
イスラエルのネタニヤフ首相は18日、停戦に合意した場合でもヒズボラへの攻撃を続ける意向を示しましたが、カセム師は「侵略の完全な阻止」と「レバノンの主権の維持」を要求しているといい、「イスラエルがレバノンに侵入する権利はない」と強調しています。
アメリカやイスラエルのメディアによりますと、アメリカのホックスティーン特使は21日、停戦案を巡りイスラエルのネタニヤフ首相と会談する予定です。
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