また中国で無差別とみられる事件が起きました。被害に遭ったのは子どもたちです。中国社会の深刻な状況が見えてきました。
■通学中の小学生に車突っ込む 39歳男を拘束
道に教科書やノートが散乱 この記事の写真響き渡る悲鳴。道には子どもらが倒れ込み、教科書やノートが散乱しています。
通学中の小学生に車突っ込む事件が起きたのは、中国の内陸部にある湖南省常徳市です。19日午前7時半ごろ、通学中の子どもたちに車が突っ込みました。
目撃者「小学校の門の前に車が突っ込んできた。十数人をはねていった」 死者がいる情報はなし
多くの児童らが病院に搬送されましたが、これまでのところ死者がいるとの情報はありません。
暴走した白い車。人々が、まだ中にいる運転手を引きずり出そうとします。
近くにいた人々が次々と…車を降りた男が殴りかかろうとすると、近くにいた人々が次々と飛びかかり、取り押さえられました。
近くにいた人々「ぶん殴れ。殺せ。こいつを打ち殺せ」 拘束された39歳男、動機は不明
拘束されたのは39歳の男です。動機は明らかになっていません。
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■中国で相次ぐ…専門家「経済不振への報復か」■中国で相次ぐ…専門家「経済不振への報復か」
1週間のうちに3度目“無差別”事件連想されるのは数日前に起きた2件の無差別に人を襲う事件です。今回で1週間のうちに3度目ということになります。
専門家は「コロナ禍で加速した経済不振への報復が原因ではないか」と話します。
専門家「社会への報復か」 東京財団政策研究所 柯隆主席研究員「今の中国社会が報復社会になってしまっている。(コロナ禍で)ロックダウン政策、ゼロコロナ政策を取ったがために、たくさんの中小企業が倒産をして、若者が就職先が見つからず失業者があふれる。弱者を救済するメカニズムがない、制度もないというのが、今の中国社会の深刻な問題になっている」
(「グッド!モーニング」2024年11月20日放送分より)
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