石破茂首相は15日(日本時間16日)、訪問先のペルーの首都リマで、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の初日の討議に出席し、2031年の議長に立候補すると表明した。日本が議長国になれば、10年の横浜以来の国内開催となる。
首相は会議で「アジア太平洋地域の安定と成長のため、ルールに基づく自由で開かれた、公正で透明性のある貿易・投資環境を維持強化することが重要だ」と強調。気候変動の影響を踏まえ、日本が克服してきた災害の経験をもとに貢献していく考えも伝えた。
APECはアジア太平洋地域の21の国・地域が参加する、経済分野の協力枠組み。世界の人口の4割、貿易量の5割、国内総生産(GDP)の6割を占める。首脳会議は16日(同17日)まで開かれる。【リマ村尾哲】
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