中国で習近平国家主席らと会談したアメリカのブリンケン国務長官は中国がロシアへの支援を続けているとして改めて懸念を表明したと明らかにしました。

 ブリンケン国務長官は26日、習主席らとの一連の会談を終えて記者会見を開き、麻薬やAI対策など協力できる分野で一定の進展があったことを評価しました。

 その一方で、中国がロシアに対し兵器の部品提供を続けているとして改めて懸念を表明し、止めるよう求めました。

ブリンケン国務長官
「ロシアの軍事基盤を強化することは、ウクライナを脅かすだけでなく、ヨーロッパの安全保障を脅かすことになる」

 ブリンケン長官はそのうえで「中国がこの問題に対処しないのなら、我々が対処する」と対抗措置も辞さない考えを示しています。

 中国の不公正な経済慣行や南シナ海、台湾周辺での危険な行為についても改めて提起したということです。

 また、CNNの単独インタビューでは、11月に行われるアメリカ大統領選挙に中国が「影響力を行使して間違いなく干渉しようとしている証拠」があると述べ、選挙への干渉をやめるよう強調したことも明かしています。

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