AP通信は26日、ウクライナ軍が米国から供与を受けた戦車エーブラムスを一時的に前線での戦闘から外していると報じた。ロシア軍の無人機に探知され、攻撃を受けるリスクを回避して運用するのが困難になっていることが要因としている。
「世界最強の戦車」とも呼ばれるエーブラムスは昨年9月、ウクライナに到着し、前線突破に活用されると期待されていた。APによると、1両当たりの価格は約1千万ドル(約15億6千万円)。米国が供与した31両のうち、5両がロシアの攻撃で失われたという。
ウクライナ侵攻ではロシア、ウクライナ双方が無人機を大量に投入し、従来の戦争の在り方を変容させたと言われている。米国はウクライナと共に戦車の運用方法を見直しているという。(共同)
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