イギリスの最大野党・保守党のスナク前首相に代わる新たな党首に、ベイデノック前ビジネス貿易相が選ばれました。
イギリス 保守党の新党首に選出 ケミ・ベイデノック氏(44)
「真実を語る時が来ました。今こそ刷新の時です」
保守党の新たな党首に選ばれたのは、前のビジネス貿易相だったケミ・ベイデノック氏です。
ナイジェリア出身の両親を持つ44歳の女性で、イギリスの主要政党を黒人女性が率いるのは初めてです。
保守的な価値観を擁護し、移民や性的マイノリティの権利拡大に否定的な立場をとる強硬右派として知られ、中道右派路線を歩んできた保守党の右傾化が進むのは確実です。
7月の総選挙では保守党が歴史的大敗を喫し、野党に転落。責任をとってスナク前首相が党首の辞任を表明しました。
ベイデノック氏は新たな党首として、移民政策などで強硬姿勢をアピールして保守層の支持を取り戻し、党勢の立て直しを目指します。
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