国連機関は、イスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘が続く、パレスチナ自治区ガザ北部で2回目となるポリオの予防接種を行いました。ただ、対象地域を大幅に縮小せざるを得ず、目標とする接種率の達成は困難だとしています。
ガザ北部で2日、WHO=世界保健機関などによる子どもたちへのポリオの予防接種が行われました。9月に続く2回目の接種となります。
WHOによりますと、ガザ中部や南部では10月に実施されたものの、北部ではイスラエル軍の攻撃などで予定の延期を余儀なくされていました。
また、実施できたのは北部のうち、国連がイスラエル軍やイスラム組織ハマスと戦闘の一時休止で合意できたガザ市のみだということです。
WHOは目標とする接種率9割の達成は困難となり、ポリオの感染拡大を防げない可能性があると訴えています。
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