フィリピンのドゥテルテ前大統領は議会の公聴会に出席し、在任中に多くの死者を出した強権的な違法薬物の取り締まりについて「やるべきことをした」と正当性を主張しました。
ドゥテルテ前大統領が主導した違法薬物の取り締まりは「麻薬戦争」と呼ばれ、容疑者の殺害もいとわない強硬な捜査を推し進めた結果、6000人以上が死亡したとされています。
現地メディアによりますと、28日に議会の公聴会に出席したドゥテルテ前大統領は、在任中の強権的な取り締まりについて「国のために私はやるべきことをした」などと正当化し、「謝罪も弁解もしない」と主張しました。
一方、「私の命令に従った警察官に責任はない」として「私がすべての法的責任を負う」と述べました。
ドゥテルテ氏を巡ってはICC(国際刑事裁判所)が「人道に対する罪」で捜査をしていて、今後、刑事責任に問われるかどうか注目されます。
画像:フィリピン上院のYouTubeより
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。