韓国政府は北朝鮮によるロシア派兵を巡り、部隊を統括するとされるキム・ヨンボク副総参謀長が「戦線に移動中という情報があり、確認している」と説明しました。

　韓国国家情報院は29日、金正恩総書記の軍部側近で特殊部隊「暴風軍団」のトップなどを歴任し、今回の派兵部隊を統括する「キム・ヨンボク副総参謀長を含む先発隊が戦線に移動中という情報があり、確認中だ」と国会に説明しました。

　また今回、派兵された軍人たちの年齢は「20代前半が多数」と推定したうえで、ロシアによるウクライナ侵攻は「現代戦の様相を持ち、経験がない北朝鮮軍の戦闘力は未知数だ」との見方を示しました。

　また、兵士の給料は月2000ドルだと改めて説明したうえで、最終的に1万900人余りが派兵されるとの見通しを示しました。

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