パレスチナ自治区ガザ南部ラファで21日、イスラエル軍の攻撃を受けて立ちのぼる黒煙(ロイター)

イスラエル国内治安機関シャバクのバー長官は24日、カイロでエジプト総合情報庁のカメル長官らと会談した。イスラエル軍が準備するパレスチナ自治区ガザ最南部ラファ侵攻についてエジプト側は、避難民の同国流入で治安が悪化すればイスラエルとの関係断絶につながると警告した。米ニュースサイト、アクシオスが報じた。

イスラエル軍のハレビ参謀総長も同席した会談でエジプト側は、2国間の和平合意を危うくするとも指摘。イスラエル側は、エジプトとの緊密な連携がラファでの軍事行動の条件だと応じた。

ラファには約120万人の避難民らが密集。イスラエル軍は侵攻前に住民を退避させる方針だが、アクシオスによると一度ではなく、地区ごとに住民を避難させると米政府に伝えた。

(共同)

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