マレーシアで日本人観光客を乗せたバスがトラックに衝突する事故があり、日本人の女性1人が死亡、10人がけがをしました。この事故を受け、ツアーを主催したJTBが会見を開き、謝罪しました。

■「前を走るトラックに後ろから衝突」現地報道

JTB山北栄二郎・代表取締役
「旅行を主催した会社として、誠に申し訳なく心より深くお詫び申し上げます」

マレーシアで日本人観光客が犠牲となったバス事故。

亡くなったのは奈良県出身の73歳女性で、他にも日本人10人がけがをしました。

JTB山北代表取締役
「事故が発生したツアーは、10月21日、関西国際空港発の『行っ得!マレーシア縦断7日間』」

このツアーには日本人観光客11人が参加。

ツアーの4日目、世界遺産のジョージタウンがあるペナンを出発し、マレーシアの高原リゾート「キャメロンハイランド」に向かう途中で事故は起きました。

JTB山北代表取締役
「キャメロンハイランドに向かう高速道路でトラックと衝突した」

現地の報道によりますと、ツアーバスは前を走るトラックに後ろから衝突したということです。

なぜ、事故は起きたのでしょうか?
バスはツアーの1日目から同じドライバーが運転していたといいます。

Q.健康状態に問題は無かった?

JTB山北代表取締役
「勤務姿勢も含め、良好だったと報告を受けている」

Q.飲酒していたとかは?

JTB山北代表取締役
「今のところ、そういう情報は入っていない」

現地当局は事故の原因を調べていますが、JTBは安全が確認されるまでマレーシアの周遊型ツアーを中止するとしています。

■10月17日にはトルコのバスツアーでも事故

日本人観光客が海外で犠牲となった事故は他にも・・・

10月17日、トルコ西部で日本人観光客を乗せたバスが横転した事故で、治療を受けていた日本人1人の死亡が確認されました。

事故現場は、見通しの良い直線道路で当時の天候は晴れでした。

クラブツーリズム 酒井博社長
「事故原因は現在当局で調査中だが、事実としては単独事故。ドライバーがどういった原因で、道を外れていったかは、私どもはまだわからない」

バスには日本人の観光客20人が乗っていましたが、7人が病院に搬送されたということです。

クラブツーリズムは事故を起こしたバス会社とは違うバス会社を利用し、トルコ国内でのツアーを続けるといいます。

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