ユーロポール=ヨーロッパ警察機構はロシアやベラルーシ経由でEU諸国に移民を不法入国させたとし、密航業者を一斉検挙しました。
ユーロポールは25日、イラクからの移民をロシアやベラルーシを経由してEU諸国に不法入国させた疑いでエジプトやイラク国籍などの21人を逮捕したと発表しました。
ユーロポールがポーランドやフィンランドなど5カ国で密航業者の拠点などの捜索を行った結果、偽造IDや日本円で1300万円を超える現金などが見つかりました。
ユーロポールによりますと、密航業者は移民の密航ルートを確立していて、小型のバンなどで運搬していたと指摘し、移民は1人あたり日本円で50万円から65万円ほどを密航業者側に支払っていたということです。
2021年にはベラルーシ経由で大量の移民がポーランドに押し寄せたほか、フィンランドはロシア経由の移民が入るのを防ぐため、ロシアとつながる陸上の国境検問所を全面閉鎖しています。
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