ウクライナと隣接する旧ソ連の構成国モルドバで、大統領選挙と、EU=ヨーロッパ連合への加盟の是非を問う国民投票が行われています。現政権の親欧米路線が維持されるかが焦点となります。
モルドバで20日から始まった大統領選と、EU加盟の是非を問う国民投票。
国内に親ロシア派勢力が実効支配する地域を抱えていましたが、親欧米派の現職サンドゥ大統領はロシアによるウクライナ侵攻直後にEUに加盟申請し、今年6月、加盟交渉が始まりました。
今回の大統領選には11人が出馬。世論調査ではサンドゥ氏が支持率36%で大きくリードし、EU加盟についても賛成が63%と反対の32%を上回っています。
ただ、ロシアによる選挙介入も指摘されていて、モルドバ当局はロシア側が13万人の有権者を買収しようとしたと発表しています。
サンドゥ氏が過半数を獲得し、来月3日の決選投票を待たずに勝利できるかどうかも注目されています。
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