今年のノーベル経済学賞が発表され、トルコ出身のダロン・アセモグル教授ら3人が選ばれました。

 アメリカのマサチューセッツ工科大学のアセモグル教授ら3人は国家形成における政治や経済制度の役割について、広範囲にわたって分析した功績などが評価されました。

 アセモグル教授は従来の経済学ではあまり扱われてこなかった歴史や文化、テクノロジーなども分析対象に加え、この10年で最も論文を引用された経済学者と言われています。

 1900年前後にアメリカで政治と社会の改革が著しく進んだ革新主義時代の成功を支持していて、「経済的な不平等による社会の二極化が現代アメリカ最大の問題で、民主主義を破壊してしまう」と警鐘を鳴らしています。

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