イスラエルとイランとの間で報復攻撃の応酬が懸念される中、アメリカ国防総省はイスラエルに新たにミサイル迎撃システムを配備すると発表しました。
アメリカ国防総省は13日、バイデン大統領の指示でミサイル迎撃システム「THAAD」を運用する部隊とともに、イスラエルに配備すると発表しました。「イランからの弾道ミサイル攻撃に対して、イスラエルと現地に住むアメリカ人を守るための揺るぎない決意を示すものだ」としています。
今月、イランが行ったイスラエルへの攻撃では180発を超える弾道ミサイルが発射され、一部が着弾していました。THAADのイスラエル配備は、去年10月のイスラム組織ハマスによる襲撃後、以来です。
一方、イスラエルのネタニヤフ首相は、平和維持活動を担う国連レバノン暫定軍を撤退させるよう国連のグテーレス事務総長に求めました。
イスラエル軍は、イスラム教シーア派組織ヒズボラとの戦闘との理由でレバノン南部に地上侵攻を続けていますが、暫定軍の兵士への攻撃が相次ぎ、負傷者も出ていました。
ネタニヤフ氏は、「危害を加えたことを遺憾に思う」としていますが、各国からのイスラエルに対する非難については「ヒズボラに非難の目を向けるべきだ」などと反論しています。
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