今年のノーベル平和賞に、被爆の実相を証言し、核兵器廃絶を訴えてきた日本被団協=原水爆被害者団体協議会が選ばれました。国連などの反応です。
国連 中満 泉 事務次長
「うれしいです。被爆者の方々と同じように、国連は決してあきらめずにどんなに難しい状況でも努力を続けたいと思っています」
国連の軍縮部門トップを務める中満事務次長は日本被団協の受賞が決まったことについて、「核兵器が使用されるリスクが高まるなかで世界に対する強烈なメッセージだ」と語りました。そして、「被爆者の方々の努力があったからこそ、国連でもいろいろなことができる」と述べ、被爆者の努力への謝意を示しました。
また、ロシアの侵攻を受けるウクライナの外務省の報道官もJNNに声明を寄せ、「重要な賞を受ける日本の友人たちを祝福する。原子力の安全の重要性を改めて強調するものだ」と称えました。その上で、「ロシアは核兵器をめぐる無責任な言動と核の脅しをやめなければならない」と非難しました。
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