中東レバノンとイスラエルの国境の監視を担う国連レバノン暫定軍に所属する兵士2人が11日、イスラエル軍の攻撃により、けがをしました。暫定軍をめぐっては、前日にもイスラエル軍の攻撃で兵士2人がけがをしたばかりです。
レバノン南部に駐留し、イスラエルとの国境を監視する国連レバノン暫定軍は11日、南部ナクラにある監視塔付近で2度の爆発があり、兵士2人がけがをしたと発表しました。
一方、イスラエル軍は「差し迫った脅威に対し発砲した際に、国連レバノン暫定軍の拠点に命中し、暫定軍の2人がけがをした」と明らかにしました。
イスラエル軍は、暫定軍に対して「数時間前から、保護区域に入りそこに留まるよう指示していた」と主張しています。
この監視塔では、前日にもイスラエル軍の攻撃で2人がけがをしたほか、別の暫定軍の施設にも攻撃があり、車両や通信システムが損傷するなどしていました。
暫定軍に多くの人員を派遣しているイタリアの国防相は10日、「戦争犯罪に該当する可能性がある」などとイスラエル軍を強く非難したほか、各国からも厳しい声が上がっています。
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