米ワシントンにあるホワイトハウス(共同)

米政府は24日、ウクライナ支援の緊急予算成立を受け、ロシアが侵攻を続けるウクライナに10億ドル(約1550億円)相当の軍事支援をすると発表した。本格的な武器供与は約4カ月ぶりとなる。昨年12月下旬に予算がほぼ枯渇し、継続的な支援ができなくなっていた。バイデン大統領は、弾薬や防空装備を「直ちに発送する」と表明した。

弾薬のほか、地対空ミサイル「スティンガー」や対戦車ミサイル「ジャベリン」などを供与する。数日内に届き始める見通しで、国防総省は「防衛に必要な支援を今後も続ける」と強調した。

米政府は、最大射程がより長い型の地対地ミサイル「ATACMS(エイタクムス)」が今月ウクライナに到着していたことも明らかにした。最大射程165キロの型を供与していたが、ウクライナ側がより遠くを攻撃できる型を望んでいた。(共同)

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