イスラエルとイスラム組織ハマスによる戦闘開始から1年に合わせ、アメリカでは大統領選挙を戦う2人の候補がそれぞれイスラエル支持の姿勢を改めて強調しました。一方、まちでは反イスラエルの声も高まっています。

記者
「厳重な警備が敷かれる中、ワシントンではイスラエルを支持する集会が開かれています」

参加者
「ハマスに虐殺されたイスラエルの人々を追悼するために来ました。殺された友人がいるので、とても身近な出来事です」

ワシントンでは7日、イスラエル支持の集会が開かれました。

大統領選を戦う2人もイスラエル支持の姿勢を示しています。

アメリカ ハリス副大統領
「イスラエルが自国を防衛するために必要なものを常に確保できるようにすることを改めて誓います」

ハリス副大統領は、ガザの人道危機に配慮する姿勢も示しながらも、ハマスに拘束されている人質の解放のため「戦うことをやめない」と強調。

アメリカ トランプ前大統領
「私が大統領だったらハマスの襲撃は起きなかった」

トランプ前大統領は「私が大統領になればイスラエルとアメリカの関係はより強く、より近くなる」などと述べました。

中東問題について、有権者には選択肢がない状況のなか、各地では反イスラエルの声が高まっています。

「パレスチナを解放せよ」

ニューヨークでは数百人が列をなして「今すぐ停戦を」と書かれたプラカードなどを掲げました。

また、反イスラエルデモが全米の大学に広がるきっかけとなったコロンビア大学では、犠牲者とされる人たちの写真が並べられ、参加者は即時の停戦を訴えました。

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