アメリカのバイデン政権は、ウクライナに対して長距離ミサイル「ATACMS」を供与していたことを明らかにしました。
アメリカ国務省のパテル副報道官は24日、ウクライナに対して長距離ミサイルATACMSを供与していたことを明らかにしました。バイデン大統領が2月、国家安全保障チームにATACMSをウクライナに送るよう秘密裏に指示し、今月、到着したとしています。
パテル氏は、バイデン政権が先月発表したウクライナへの軍事支援の一部として、ATACMSを送ったと説明しました。
先月にはATACMSの供与は公表していませんでした。
安全保障担当のサリバン大統領補佐官は「現在、かなりの数のATACMSが生産され、在庫になっている」と話し、今後もウクライナへの供与を続ける姿勢を示しています。
アメリカは、去年10月にもウクライナに射程165キロメートルのATACMSを供与したことを明らかにしていますが、「NBCテレビ」によりますと、今回初めて射程300キロメートルの、より射程が長い型を供与したということです。
また、ウクライナ軍がすでに2回、ATACMSを使ってロシアを攻撃したと伝えています。
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