緊迫化する中東情勢をめぐり、インド政府は2日、「全ての関係国に対して強く自制を求める」とする声明を発表しました。

インド外務省は2日の声明で、イランがイスラエルに対し弾道ミサイルを発射するなど、緊張の高まる中東情勢を念頭に「危機の増大を深く懸念している」として、全ての関係国に対して強く自制を求めました。

さらに、「紛争が拡大するのを防ぐことが重要である」と指摘し、「全ての問題が対話と外交によって処理されることを求める」と訴えています。

これに先立ち、インドのモディ首相はイスラエルのネタニヤフ首相と先月30日に電話会談を行っていて、「平和と安定を早期に回復させるための取り組みを支援する」としています。

また、中国外務省も2日、イランがイスラエルに対しミサイル攻撃を行ったことについて「中東の不安定な情勢を深く憂慮している」とする談話を発表。

アメリカを念頭に「特に影響力のある大国に対し、情勢のさらなる不安定化を避けるため、建設的な役割を果たすよう求める」としています。

そのうえで、中東情勢の悪化について「ガザでの停戦の失敗が根本原因であり、一刻も早い永続的な停戦を実現すべきだ」と訴えています。

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