アメリカ軍などはアラスカ沖の上空を戦闘機が飛行中に、ロシア軍の戦闘機が異常接近した際の映像を公開し「すべてを危険にさらした」と非難しました。
9月23日にアラスカ沖の上空で撮影された映像には、アメリカ軍の戦闘機の前方をかすめるように異常接近するロシア軍機の様子が捉えられています。
アメリカ軍とカナダ軍が共同で運営するNORAD=北米航空宇宙防衛司令部によりますと、アラスカ沖の防空識別圏内に入ったロシア軍機に対応するためにアメリカ軍のF16戦闘機が発進したところ、左後方からロシア軍のスホイ35戦闘機があわや衝突する寸前まで異常接近したということです。
NORADは声明で、ロシア軍機の行動は「すべてを危険にさらすもので、プロの空軍の行動とは言えない」と厳しく非難しています。
CBSニュースによりますと、ロシア軍機の防空識別圏への進入は1年で平均して5回程度ですが、去年は26回、今年はこれまでに25回確認されるなど、近年で急増していると伝えています。
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