イラン国旗=真野森作撮影

 イランメディアは1日、イランがイスラエルに対して行った弾道ミサイル攻撃で、国産の極超音速ミサイル「ファタ」を初めて使用したと報じた。イスラエルの防空システムを破壊することに成功したとしている。ただ、イスラエル軍はミサイルの多くを迎撃したとしている。イランが実際に使用したのかや、ファタを使ったことによる効果などは不明だ。

 報道によると、ファタは射程1400キロで、速度は時速マッハ13で飛行するという。イラン革命防衛隊は声明で、イスラエル中心部のレーダー施設などの「軍事目標」を狙ったと説明。「95%が目標に命中した」と主張したが、テルアビブ近郊などでは複数のミサイルが迎撃される様子が確認されている。【カイロ金子淳】

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