NATO(北大西洋条約機構)の新しい事務総長にオランダのマルク・ルッテ前首相(57)が就任し、ウクライナによるロシア領土内への攻撃を支持しました。
NATO ルッテ事務総長
「ウクライナは自衛のために戦っていることを忘れてはならない。ウクライナには自国を防衛する権利がある。国際法によれば、自衛の権利は国境で終わるものではない」
オランダの前の首相、ルッテ氏が1日、NATOの事務総長に就任し、ウクライナが自衛のためロシア領土内を攻撃することを支持しました。
ルッテ氏は、中国については「ロシアの軍事産業への支援を通じて、ロシアによるウクライナ侵攻を助長している」と指摘したうえで、「中国は自国の利益と評判に悪影響を与えることなく、侵攻をあおり続けることはできない」と牽制(けんせい)しました。
また、来月5日に投票が行われるアメリカ大統領選を巡っては「トランプ前大統領とは4年間一緒に働いたし、ハリス副大統領は素晴らしい実績を残していて尊敬されているリーダーだ」と述べ、選挙の結果に関係なく両候補者と協力する考えを強調しました。
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