イスラエルとイスラム教シーア派組織ヒズボラの衝突が激化するなか、ヒズボラを支援するイランがイスラエルに向けて弾道ミサイルを発射しました。これまでの緊張を上回る極めて深刻な事態となっています。
これは、JNNのカメラがイスラエル中部で捉えた映像です。
イスラエル軍は1日、イランがイスラエルに向けてミサイルを発射したと発表しました。具体的な数については分かっていませんが、イスラエル軍のラジオ放送は200発近いミサイルが発射されたと報じています。
一方、イランメディアは革命防衛隊の声明として、イスラム教シーア派組織ヒズボラの指導者ナスララ師らがイスラエル軍の攻撃により殺害されたことに対する報復だと主張しているということです。
ロイター通信はイラン高官の話として、ミサイル発射の命令は最高指導者ハメネイ師が出したものだとしています。
イラン側は、イスラエルが反撃すれば「さらに壊滅的で破滅的」な対応をとると警告していますが、イスラエル軍の報道官は、イランの攻撃は「深刻」なものだとし、反撃を示唆しています。
イランの国連代表部は1日、「イスラエル政権のテロ行為に対するイランの合法的・合理的で正当な対応は適切に実行された」とSNS上でコメントしました。
そのうえで、「イスラエル政権が応戦したり、悪意ある行為を行なうなら、さらなる圧倒的な対応をとることになる」と警告しました。また、「地域諸国とイスラエル支持者には、現政権と袂を分かつことをすすめる」としています。
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