■超大型ハリケーン 米で甚大被害
今世紀最悪レベルのハリケーン。その影響が続いています。
見渡す限り、辺り一面を覆い尽くす大量のがれき。実は、この場所は湖の上です。
アメリカ東部のノースカロライナ州にあるルーア湖。アウトドアやウォータースポーツが楽しめる人気のリゾート地でしたが、流木や流れ込んだごみに覆われて見るも無残な状況に。
先週、東海岸を襲った超大型ハリケーン「へリーン」。
司会
「速報です。ハリケーン『ヘリーン』がまもなく上陸します」
多くのメディアがこぞって現地の様子を伝えるなか、生放送中に緊急事態も発生。なんと、冠水した道路で車が立ち往生。女性が車内に取り残されているのを発見したのです。
リポーター
「通報したので今、救助が向かっています」
車内の女性
「助けて!」
リポーター
「事態は切迫しているようです。見に行ってきます。リポートは、また後で」
リポーターは水に飛び込み、無事に女性を救出。駆け付けた女性の夫と固い握手を交わしたのでした。
各地に大きな爪痕を残したヘリーン。ノースカロライナ州など6つの州で少なくとも130人以上が犠牲となり、600人以上と連絡が取れていないといいます。
米海洋大気庁 エドワード・クラーク氏
「気象の仕事に就いて25年になりますが、このような事態は初めてです。今回は広範囲にわたって、ものすごい量の雨が降りました」
気象当局によりますと、降った雨の量は5日間で151兆リットル。これは日本の琵琶湖6つ分に匹敵する量なのです。
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