イスラエル軍がイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」の拠点であるレバノンへの地上侵攻を開始しました。イスラエル軍のレバノンへの地上侵攻は2006年以来で、中東での戦闘が激しさを増すことが懸念されます。
1日午前2時ごろ(日本時間の午前8時ごろ)、イスラエル軍はヒズボラの拠点を標的に、レバノン南部への地上侵攻を始めたと発表しました。
イスラエル軍
「限定的かつ局所的に地上で襲撃を開始した」
イスラエル軍によるレバノンへの攻撃は先月23日以降、連日、激しさを増していました。
先月27日には、ベイルート郊外にあるヒズボラの本部を攻撃。ヒズボラの指導者・ナスララ師を殺害し、「これで終わりではない」と攻撃を継続する方針を示していました。
レバノンへの地上侵攻は2006年の大規模戦闘のとき以来で、当時、レバノンでは民間人を含む1100人以上が死亡しています。
去年10月から続くパレスチナ自治区・ガザでの戦闘がレバノンまで広がったことを決定づけた形の今回の地上侵攻。中東での戦闘が今後、さらに激しさを増すことが懸念されます。
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