緊張が一層高まる中東情勢を受け、EU=ヨーロッパ連合は緊急の外相会合を開き、ボレル外交安全保障上級代表は、「さらなる軍事介入は劇的に状況を悪化させる」としてイスラエルに自制を求めました。

EU ボレル外交安全保障上級代表
「今すぐ武器の使用を止め、外交の声がすべての人に届くようにすべきです」

中東情勢をめぐっては、イスラエルがレバノンへの地上侵攻に踏み切る懸念がさらに高まる中、EUは9月30日、緊急のオンラインでの外相会合を開き、今後の対応を協議しました。

会合後、会見を行ったボレル外交安全保障上級代表は、イスラエルの自衛権を改めて認めたうえで、国際人道法を守る必要性を強調。「さらなる軍事介入は劇的に状況を悪化させる」として、イスラエルに自制を求めました。

また、EUの執行機関であるEU委員会は、レバノンの住民の保護や食糧支援といった人道支援のために、1000万ユーロ、日本円にしておよそ16億円の追加支援を発表しました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。