ニューヨークで開かれている国連総会に出席したロシアのラブロフ外相は「ロシアのような核保有国に勝利するために戦うのは無意味だ」と述べ、ウクライナや欧米をけん制しました。
ロシアのラブロフ外相は28日、国連総会で演説し、「ロシアのような核保有国に勝利するために戦うのは無意味で危険な考えだ」と述べました。
プーチン大統領が25日に核兵器使用の新たな運用規定を示し、ロシア領内を狙った大量のミサイルやドローンなどによる攻撃は、核兵器使用の条件になりうるとの考えを明らかにしたことを受けて、国連総会の場でウクライナや欧米諸国を牽制した形です。
また、記者会見で、アメリカのトランプ前大統領が「自分ならばすぐにウクライナ情勢を解決できる」と述べていることに関して、「望ましい結果が得られるのなら、嬉しく思う」と発言。望ましい結果については「NATO=北大西洋条約機構の拡大がロシアに脅威を与えているという根本的な問題を解決することだ」と注文しました。
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