イスラエル軍がイスラム教シーア派組織ヒズボラの指導者、ナスララ師を殺害したと発表したことを受け、後ろ盾であるイラン最高指導者のハメネイ師は28日の声明で、「(中東)地域のあらゆる(イスラエルへの)抵抗勢力は、ヒズボラを支援する。地域の運命は抵抗勢力とヒズボラによって決まる」と述べた。イランメディアが報じた。
イスラエルの周辺国には親イラン武装組織が展開しており、今後、イスラエルに対する攻撃を強める可能性がある。
ハメネイ師はイスラエルについて、パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスとの戦闘から「何も学ばなかった」と指摘し、「ヒズボラに重大な被害を与えるには(イスラエルは)小さすぎると理解すべきだ」と強調した。
さらに「ヒズボラに寄り添い、手段を選ばず支援することはイスラム教徒の義務だ」とも呼びかけた。声明では、ナスララ師の生死や、イランが報復するかどうかについては触れなかった。【カイロ金子淳】
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